やぁ、Natscoです。
先日、誕生日を迎えました。
誕生日には、一人旅にでることにしているのですが、それで、今年は富士山麓に行きました。
と、言うのも、なかなか行き先が決まらなかったので、ヤケになって
壁に日本地図貼って
ダーツを投げたら
投げたら…
9投目でようやく日本上陸、富士五湖のあたりに刺さったのです。
それで、これはどこだろうと、マップを検索してみると、
青木ヶ原樹海だったわけです。
とにかく刺さった場所に行く、と決めていたので、そこから速攻で高速バス、宿を予約しました。
富士山の麓になにがあるの?
余裕をもって4泊5日のゆったり一人旅。
正直、何があるのか全く知らなかったのですが、宿の人はじめ、みなさん優しく観光案内をしてくれたため、非常に充実した旅行となりました。
最終日に、樹海にいったのですが、
樹海迷子記だけというのも不健康なので、周りの観光スポットも雑に紹介します。
河口湖を出発する、鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス二日間フリークーポン(1500円)を使った観光スポットです。
本栖湖
河口湖からバスでのんびり一時間ほど。
富士五湖の中で最大の湖で、千円札に描かれている富士山は、ここからの風景だそう。
そのスポットはバス停から徒歩で40分かかるのですが、湖を周遊する「もぐらん」に乗ればその付近まで行くことが出来ます。
曇っていて、全く見えませんでしたけど。
鳴沢氷穴
日曜日に行ったら、涼を求める観光客でたくさん。
涼どころではなく、ここは常に0度前後。寒です。
寒いし滑るし、高さの低い穴なので、冒険気分満載です。
売店では信玄餅をたっぷり使ったパフェが人気。おいしいです。
富岳風穴
蚕の貯蔵や種子の保存に活用されていたそうで、氷穴よりも規模が大きく、面白いです。
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樹海というと、おどろおどろしい気がしますが、周辺は観光地なんですね。
で、そんな観光地、まさに上記した「富岳風穴」目の前のバス停横に、それは現れます。
青木ケ原樹海を歩く
よくみるやつ。
これが観光地の目の前にたってるという異様な風景。
下に地味ぃに表示されている「遊歩道」を歩きます。遊歩するんです。私は。
「自殺の名所」という印象が先行しますが、青木ヶ原樹海、トリップアドバイザー (飛びます)でも評価が高い観光地(?)なのです。
「遊歩道あるから、大丈夫だよ!」
「道をそれなければ安心だし、結構楽しいよ!」と、何人かのお墨付きをもらっていたのですが。
この遊歩道、終わりがみえない。
この下から入って上の「根場宿泊村」まで突っ切って徒歩40分という案内を見たのですが、嘘だったのだろうか、一向に出られる気配がありませんでした。
何が怖いって、何度か現れる標識が、常に「根場宿泊村まで25分」
もう小1時間歩いてるんですけども!!
たまに現れる手書き看板。
「ちょっと待って!本当にもう終わりですか?」
やめてよ!こわい!!生きる!!
半分獣道をうねうね進むので方向感覚はとうに無く、Googleマップを開いたところで、「遊歩道」から外れるわけにも行かないので、選択肢は進むか、戻るか。
樹海はどこか神秘的で生命力を感じました。
すごいんだけど、だんだんと、誘い込まれるような不安感に襲われたのは気の所為ではない。うっすらこわい。
予定時間の40分をとうに過ぎて、「いい加減ヤバいなぁ」と思っていた時、今年一番の悲鳴が出ました。「キャー」とか可愛いのじゃなく、「おぅっふぉおおい!!」でしたけど、
道を塞ぐように、大きな蛇が1匹。ででーんと。
すっかり憔悴して、蛇さん飛び越える気にもならず、大人しく引き返すことにしました。
「富岳風穴まで10分」の表示を見てから30分歩いて、国道を走る車が見えたときはちょっと泣くかと思いました。
来た道を戻ったはずが、入ってきたとこと違うし。どこを歩いてたんだろう。
怖かった。です。
本当にあの遊歩道出られるのか未だに疑問ですし、案内板、本当にあってるのか怖いんですけど、樹海で迷子、忘れられない思い出です。
そんな誕生日でした。おめでとう。
お友達と樹海に行こう
そもそも、ひとりで行ったのが良くなかったと思うのですが、ひとり旅が好きなのと、お友達がいないわけで。
お友達がいる方には「樹海ネイチャーガイド」をおすすめします。
専門のスタッフが樹海について様々な知識を紹介したくれたり、個人では立ち入れない貴重なスポットに連れて行ってくれるツアーです。
いいなぁ。
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最期に、前記事で「写ルンです」をおすすめしたんですが、
樹海で撮った、なんとも霊障がありそうな写真を載せておきます。
本当はもっと明るかったのに、こんなにまでおどろおどろしく・・・
こんどはお友達と行こう。そうしよう。