I am Natsco

お金はないけど、暇はある。自由を持て余した女の書き溜め。

『ウォーキング・デッド シーズン1』1~6話の感想まとめたよ。

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やぁ、Natscoです。

ゾンビ、見てますか?私は見てます。

しかも「今、ゾンビと言えば!」な『ウォーキング・デッド』です。

 

ウォーキング・デッドが面白い 

今作は、ゾンビ云々よりも、その人間模様に面白さがあります。

ざっくり分かるような分からないような相関図を描いてみました。

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主人公・リックと愉快な仲間たちです。

執筆段階でシーズン3まで観ていて、「あぁ…こいつ…」みたいな人もいて切なくなりました。

ウォーカーの騒動がなければ交わらないであろう、さまざまな人間模様がこの物語の醍醐味です。意見のすれ違いや、思想の違い、それぞれの「生」への思いが絡み合うヒューマンドラマです。

ウォーカーっていう共通の敵がいるので、みんな仲良くしてほしいのですが、そうはいってもドキドキします。楽しいです。

 

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字幕、吹き替えのどちらも楽しめます。結構イメージが違ったりして、これを切り替えると2度おいしい。

さらにシーズン前半は英語字幕が選べたので、登場人物の言い回しを確認できたのも良かったです。

 

では、以下、各エピソードのあらすじと感想です。

 

 

エピソードを振り返る

1話ごとにざっくり、あらすじをまとめ、感想を残します。

個人的な好みによる偏りがあるので、そこんとこはご了承ください。

 

第1話 目覚めの朝(Days Gone By)

監督:フランク・ダラボン

脚本:フランク・ダラボン

 

あらすじ

 保安官として働くリック・グリムズは同僚で親友のシェーンと任務にあたっていたが、逃走中の凶悪犯と銃撃戦で左肩を撃たれ瀕死のまま病院に運ばれる。目が覚めた時、枕元には枯れ果てた花か残され、人を呼んでも返答がない。状況を飲み込めないまま病院内をさまようリックは、内臓がむき出しになった女性や「Don't Open Dead Inside(開けるな 死人がいる)」と書かれた扉から伸びる手を目撃する。

非常階段から外へ出ると、そこには無数の死体が並んでおり、家族の安否を案じてわが家へと急ぐ。そこに家族はおらず、絶望した彼を背後から子供が殴り掛かった。気絶し目覚めた彼はモーガンデュイエン親子から「ウォーカー」の存在を知る。3人は武器を求めて警察署へ。リックは親子に無線機を渡し、避難所があるというアトランタへ。

馬を手に入れ街へ向かったリックだったが、あっという間にウォーカーに取り囲まれてしまう。逃げ込んだ戦車の中でなすすべのない彼に無線機から男の声が。

 「おい、そこのアホ。あんただよ」 

感想

記念すべき第1話。

主人公の視点で物語を追う視聴者は、リックと同様に一連の騒動の広がりを知らない。何が原因でどのように感染が起こったのか描かれないけれど、荒廃した病院や街が騒動を物語ります。とにかく、目覚めたら絶望っていうつかみが強烈。

着崩れた入院着姿のリックがあまりにみすぼらしくて、「えー主人公…」ってなるけど、制服を着てビシッとすると、頼もしさが出てカッコいい。

ここから、リックの家族探しの旅が主軸かと思いきや、妻子の無事も判明するし、何なら親友と不倫してるし、あっさり合流できそうなのが意外でした。

愛する人を殺せるか」っていうのはゾンビものの醍醐味ですが、モーガンと奥さんのシーンは切ない。彼は殺せたのでしょうか。できなかったんじゃないかな…。この後も同じような別れが続くのでしょう。ドキドキします。

無線の相手も、モーガン親子の行方も気になって仕方がない幕切れです。次に行きましょう!

 

第2話 生き残るための方法(Guts)

監督:ミシェル・マクラーレン

脚本:フランク・ダラボン

 あらすじ

リックの妻ローリと息子のカールはシェーンに助けられ、他の生存者と共に採石場で生活していた。そんな中ローリとシェーンは不倫関係にあった。

一方リックは無線の男・グレンの助言により窮地を脱し、食料を求めて街へ出た生存者のグループと合流する。しかし暴走気味のメルルが狙撃を行ったことで、ウォーカーが集まってしまう。それをとがめたメンバーT-ドッグと殴り合いが始まり、リックがメルルを手錠で繋ぎ静止した。

死体から血や内臓を抜き、身体に塗りウォーカーに気づかれないようにする作戦でリックとグレンはトラックを入手。身動きの取れないメルルにT-ドッグは手錠の鍵を渡そうとするも、運悪く鍵は排水溝へ。メルルを屋上に残したまま生存者たちは街を出た。

 

 感想

序盤から思いっきりドロドロの展開。うわぁ…不倫だぁ…子供がすぐそばにいる中でもう、めっ!

そして、リックも無事に生存者グループと合流。グレンくんがとっても、心強い。なんだかすぐ死にそうな雰囲気がすごいですが、元気に頑張ってくれます。

ゾンビなりきり大作戦は、さまざまな作品で観る定番。にしても、臓物がリアルで彼らの嫌そうな顔が真に迫ります。嫌だなぁ…

 そしてトラブルメーカーのメルルさん。彼の命運はいかに。自業自得というか、天罰というか、あまり同情できませんが。T-ドッグさんもまぁまぁなうっかりさんです。

 今回は、臭いでウォーカーに紛れる、爆音でウォーカーを寄せつける、といった作戦が見られて、興味深かったです。なるほどよく考えるものです。が、ウォーカーのみなさん!誰ですか、フェンスよじ登ったっちゃったのは!これはいただけませんよズルいです。それに石を使ってガラスを破るのもナシ!皆さんの方は頭使わないでください!

第3話 命を懸ける価値(Tell It to the Frogs)

監督:グウィネス・ホーダー=ペイント

脚本:チャールズ・H・イグリー(脚本・原案)

   ジャック・ロジュディス(脚本・原案)

   フランク・ダラボン(脚本)

あらすじ 

メルルを残したままリックたちはキャンプ場へ向かう。リックはそこで妻ローリと息子のカール、そして親友のリックと再会するが、キャンプのメンバーダリルは兄のメルルを置き去りにされたことに憤慨。リックはメルルを救出するため、再び市内へ向かうことに。

一方、シェーンはキャンプに残りカールと遊んでいたが、リックが死んだ聞かされていたローリは激怒し、2度と近づくなと怒鳴りつける。

キャロルアンドレアら女性メンバーは洗濯仕事をしながら談笑していたが、キャロルの夫エドが言いがかりをつけ始める。彼の暴力に気づいていたアンドレアがキャロルをかばうとエドは逆上。仲裁に入ったシェーンであったが、ローリに嫌われた苛立ちからエドを必要以上に殴りつけた。

そして、リックたちは屋上に到着した。しかしそこには誰もいなかった。血の付いた手錠と、切り落とされた手首を残して。

感想

ダリルが初登場です。大量のリスを引っ提げて登場です。お兄ちゃんが置き去りにされたと知り、怒ってます。ちょっと泣いてます。彼が気になって仕方ないです。

そして問題はローリです。「夫は死んだ」と言うのが嘘だったことに怒っていますが、あんなすぐ鞍替えするような母は絶対嫌です。彼女はもう、全体的にめんどくさい。カルシウム不足もいいとこだ。彼女へのイライラはまだまだ継続します。

さらにキャロル・エドの夫婦関係にも問題が。不倫野郎に自己中女にDV男に…ゾンビ関係なく嫌な人間が集まって、嫌ですわ。殺るか喰われるか、の対ゾンビ関係の方がよほどシンプルです。

 

ラストシーンは衝撃の手首。メルルさん…手首!私、映画『SAW』をみたばかりだったので、お、お前もか…!と言った印象。ただでは退場しなかった、さすが兄貴だぜ。っていうかウォーカー、前回のフェンスに続き、階段も上れるのか…思ったより健康的だし、やる気にみなぎっています。出来ればもうちょっと虚弱であってほしいです。

 

第4話 弱肉強食(Vatos)

監督:ヨハン・レンク

脚本:ロバート・カークマン

 あらすじ

残された血痕を辿りメルルの捜索を急ぐダリルだったが、リックの説得で武器の回収を優先させることに。グレンが作戦をたて、戦車付近に残したバッグを目指す一方、援護のダリルが生存者ミゲルと出会う。彼が騒ぎ、ダリルが取り押さえているところでミゲルの仲間が現れ、グレンを連れ去ってしまう。リックたちはミゲルを脅し、仲間の元へ交渉に向かうが、リーダーのギレルモとの交渉は決裂。両者銃を手放す気はなく一触即発の事態に。しかし突然現れた老婆をみたギレルモは態度を一変。彼女に導かれリックたちは建物の奥へと進み、そこでグレンと老人たちと会う。ギレルモらが老人たちを守るために戦っていたことを知り、リックは銃と弾丸を分け、帰路へ着いた。

キャンプでは釣った魚を食べながら談笑していた。しかし突然ウォーカーが襲い掛かり、一同は大混乱。急いで戻ったリックたちによってようやく事態は収束する。

 感想

冒頭、あまりに美しい湖でに船を浮かべる美女二人に、過去回想かと錯覚させられました。ゾンビ物で白いTシャツなんてあんた…。たった二人の家族、姉妹で頑張ったのに…あんなことになるとは。

アトランタにまだ生存者がいたことが判明。不良少年たちかと思いきや、彼らなりに弱者を守っていたんですね。捨てたもんじゃないです。今後再会はあるのかな…?

そして注目すべきはダリルさんです。お兄ちゃんいなくて泣きそうな顔したり、「兄貴は最強だぜ」聞きました?「兄貴は最強だぜ」あの顔で、お兄ちゃん大好きなの?もう彼から目が離せません。

そして、ついにキャンプにウォーカーが。

あの、私序盤でモーガンにウォーカーが音に寄せられると教わりましたが、あんなに喚いて、銃ぶっぱなして、かえってウォーカーを寄せているのでは…?不安です。先行きめちゃくちゃに不安です。「俺が穴を掘ったのは このためだったのか」というジムの発言、ぞわーってしました。この後果たして一行はどうするのでしょうか。

 

第5話 救いを求めて(Wildfire)

 

監督:アーネスト・ディッカ―ソン

脚本:グレン・マザラ

 あらすじ

騒動から一夜明け、キャンプの一同は仲間の埋葬をしていた。そこで、ジムがウォーカーに噛まれていたことが判明する。リックは彼を助けるため、薬の研究をしているモーガンの言葉をもとにCDC(疾病予防管理センター)に向かうことを提案するが、リックは陸軍基地であるフォート・ベニング基地へ行くべきだと主張、ダリルはジムを始末すべきだと主張し、対立する。 

ダリルは仲間の転化を防ぐため、遺体の頭をつぶしていたが、キャロルはそれを止め、涙ながらに自身の夫エドの頭に何度もつるはしを振り下ろした。妹を失ったアンドレアもまた、転化しつつある彼女の頭に銃を突きつけ、引き金を引いた。「愛してる」と最後に告げて。

意見が対立したままのシェーンとリックだったが、シェーンは話し合いの場で意見を翻し翌朝にCDCに向かうことを提案。一行の進路が決まる。

朝になり、親戚の家を目指すというモラレス一家と別れを告げ数台の車でCDCへ向かうが、道中ジムの容態が悪化。彼は車を降りることを決意する。

CDCへ到着した一行だったが、そこには無数の遺体が転がるのみで、生存者のいる気配がない。作戦は失敗だったと一行はリックを責め、立ち去ろうとするが、リックは防犯カメラが動いたのを見逃さなかった。必死にカメラに呼びかけるリック。シェーンが彼を無理やり連れ去ろうとした、その時、CDCのシャッターが開いた。

 感想

原題の「Wildfire(野火)」は、ウィルスについて「世界中に飛び火してから…」という発言から火のように広まっている様子を指しているみたい。こんなとこで博士なんて出てきたら期待しちゃいますが、この方も特に有用な情報を掴んでるわけでもなんでもなく、なんならうっかりサンプルを失っちゃう、おいそれでよく博士なんて…と言いたくなるような…一人で閉じこもってちゃ無理もないですが。

キャンプでは、リックとシェーンの対立がより浮き彫りに。これまでリーダー役を努めていたのに、途中から合流したリックに主導権を握られ、さらにノリノリだった不倫相手にも責任を押し付けられ…踏んだり蹴ったりです。リック・ローリ夫妻に翻弄されるのが可哀想とさえ思う。関係ないけど、お酒の入ったダリルが楽しそうで嬉しかったです。

今回、CDCという何だか重要そうな施設に入ることが出来ました。これで全て解決するのでは…?!とはならない、なぜならシーズン継続中なので…ここでは一体何が起こるのか。いよいよ最終回です。

 

第6話 残された希望(TS-19)

監督:ガイ・ファーランド

脚本:アダム・フィエロ

   フランク・ダラボン

 あらすじ

 CDCにいたのは、ジェンナー博士ただ一人。一同は血液検査を受け、ウォーカーのいない安全な場での食事を楽しみ、久々のシャワーやベッドに歓喜した。

翌日、博士は一同に「TS-19」の脳組織が徐々に侵されていく映像を見せ、原因は不明であること、施設には何も残っていないことを告げる。

そして一同は施設発電機の燃料が切れたとき、施設ごと吹き飛ばす大爆発が起こることを知る。設備室に行くと、もすでに燃料は尽きており、電気供給が止まり心配したメンバーが集結。タイムリミットがあと30分だと聞かされる。

必死で脱出を試みるリックたちだが、ジェンナー博士、そしてジャッキー、アンドレアは施設にとどまることを決意。

 キャロルが見つけた手榴弾をつかい、正面玄関を破り、脱出することに成功したリックたち。なんとかバスに乗り込んだとき、CDCから間一髪でデールとアンドレアが脱出。CDCは大爆発し、一行を乗せた車は逃げるように動き出した。

感想 

ほんっとうに何の希望もなかったCDC。

ローリとシェーンもいざこざしてましたが、それを吹き飛ばすまさかの大爆発エンド。え、爆発するのですか…?!って。見つけたからと言って手榴弾を持ってるキャロルもすごいです。ただの主婦ではないです。

個人的には、ここでとどまる決意をしたジャッキーに少し感情移入しました。このまま逃げ延びて、人間らしい生活が出来るわけではないし、まして尊厳のある死は迎えられるとも限らない。だったら自分の意志の元ここで最期を迎える、という覚悟はもっともだと思います。命からがら逃げ延びたメンバーは、最後まで頑張ってほしいものです。

 

シーズン1まとめ

シーズン1は、シリーズ展開において、チュートリアル的な位置づけだと感じました。

基本的なウォーカーの説明があり、戦い方が示され、さらに食料・物資調達→生存者グループとの出会い、仲間内のもめ事→ウォーカー襲来、そして安息の地を求めて再び歩みだす、といった一連ながれがあり、物語の指針が示されました。

ウォーカーについて確信的な事実や対策も示されず、シェーンとローリ、リックの確執、そしてジェンナー博士の耳打ちなど次回以降に持ち越される部分が多く、展開が気になります。

 

希望だったCDCも壊滅。

この後、一同はどこへ向かうのか、果たしてそこに希望はあるのか。

更なる波乱の待つシーズン2も見逃せません。

 

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