I am Natsco

お金はないけど、暇はある。自由を持て余した女の書き溜め。

【カンボジア2日目】ベンメリア→バンテアイスレイ→プレループをぐるっとめぐる

f:id:nats-co:20170910004746p:image

やぁ、Natscoです。

初日は、アンコールワット→アンコールトム(バイヨン)→タプロームと、定番ルートをめぐりました。

二日目は、アンコールワットから少し離れた遺跡、ベンメリア→バンテアイスレイ→プレループを見学に行きます。これらの遺跡は宿のある中心地からは遠く、移動時間がかかりましたが、それぞれ特色があり見応え満点です!

iam-natsco.hateblo.jp

 初日の記事はこちらから。

 

この日も、宿でトゥクトゥクを一日チャーターしてもらい、観光に繰り出します。

IKI IKI Guesthuse 』←booking.com飛びます

ご家族で経営されているゲストハウス。いわゆる日本人宿で、日本語のできるスタッフさんがいらっしゃるので安心です。

受付には様々なツアー情報が掲載されていて、いろいろ相談に乗ってくれます。

f:id:nats-co:20170908162923j:image

朝ごはんがおいしい!

 

この日のスケジュールはこんな感じ。

  • 07:00→宿で朝ごはん
  • 08:00→出発
  • 10:30→ベンメリア
  • 12:00→ランチ
  • 14:30→バンテアイスレイ
  • 16:00→プレループ
  • 18:00→夕日
  • 19:00→宿!

丸一日の観光です。移動を地図に示してみるとこんな感じ。

宿からベンメリアは、58kmと、めちゃんこに遠いのです。

トゥクトゥクの長距離移動が辛そうなので、始めは自動車でお願いしたかったのですが、当たり前のようにトゥクトゥクがチャーターされました。トゥクトゥクの料金は一台ごとにかかり、一台当たりで35ドルでした。2人で割ることと、一日中移動したことを考えると、本当に安い…!

ベンメリア

ベンメリアまで、実に2時間30分もかかりました。

道路はすべてが舗装されているわけではなく、途中から砂埃をもろに受け、ガタガタしながら進みます。髪の毛はバサバサになります。

私たちは別に座っているだけなので問題ないのですが、風を一身に浴びて運転してくれたトゥクトゥクおやじに感謝です…ありがとう。

 

ベンメリアは、初日に購入したアンコールワット遺跡群のチケットでは入場できませんので、別途、チケットを買う必要があります。5ドルです。

f:id:nats-co:20170908153745j:image

ベンメリアの「ベン」は池、「メリア」は花束を意味するとされていて、花が咲き乱れる池を示しているのだとか。アンコールワットよりも歴史は古く、崩壊が激しいけれど、その全貌はアンコールワットより規模が大きと推測されているのだそう。人の手を加えないままに放置され、深い密林にたたずむ巨大寺院です。

上の写真は正門を進んだところ。いきなり瓦礫の山が出迎えます。興奮します。

まるで異世界!冒険気分で

f:id:nats-co:20170908154510j:image

瓦礫の山。そこから力強く伸びる樹木。時が止まったような、まるでファンタジーの世界のような雰囲気に息をのみます。デカダンスってやつです。

それでココ、「天空の城ラピュタ」のモデルであると言われてますが、公開年からしてそれはデマ。「と、言われている」の逃げ腰感は嫌いではありません。それでも、朽ち果てた遺跡に樹木が茂る様子は幻想的です。

時期的なものなのか、思ったより薄暗さや苔むすようなジメジメ感は無く、結構明るくて「言うほどラピュタかなぁ…」といった印象。結構明るくて健康的。むしろカラっとした暑さ。

f:id:nats-co:20170908161425j:image

かつても栄華を思わせるような飾り窓。今では樹木が絡みつき荒廃の美を感じさせます。

f:id:nats-co:20170908161446j:image

入場してしばらくは板で作られた道を通って見学していくのですが、しばらくすると見学ルートは無くなります。「え?ここ進むの?」と思わせる瓦礫の道を進んだり、アドベンチャーです。くれぐれも足元には注意が必要。

f:id:nats-co:20170908161827j:image

ここ、監視員みたいなおっちゃんが何人かいて、「写真撮ってやるぜ!」→「撮ったぜ!チップよこせ!」みたいなアレをしています。せっかくなので、撮ってもらいましたが、わりといい写真が撮れたので、さすがロケーションを熟知しているだけのことはあります。

上の写真は、そのおっちゃんが勝手にとっていた写真。細やかなレリーフ。撮ってくれなきゃ気付かなかったよ。おっちゃんありがとう。

f:id:nats-co:20170908161841j:image

 結構広くて、私たちは一時間半ほどかけて自由に見て回ることが出来ました。遠いためか、混雑していないのも良かったです。

Information

ベン・メリア遺跡Beng Mealea トリップアドバイザー飛びます

チケット:5ドル

バンテアイスレイ

f:id:nats-co:20170908161909j:image

 「バンテアイ」は砦、「スレイ」は女で「女の砦」の意味。

これまでに見てきた遺跡と比べると小規模ではありますが、赤い砂岩で細やかな彫刻が見応えある遺跡です。

特に、女神・デヴァターの彫刻はその美しさから「東洋のモナリザ」と呼ばれ、見所の一つとなっています。1923年、フランス人のアンドレ・マルローが盗み出して逮捕されたことでも有名なこの「東洋のモナリザ」を楽しみに行ってきました。

東洋のモナリザはいずこ?

f:id:nats-co:20170908161939j:image

紅い壁と精巧な彫刻に目を奪われます。なんて丁寧な仕事をするんだ…。

その優美さから「クメール美術の至宝」と名高いバンテアイスレイ。保存状態もよく、当時の趣を感じさせます。すごい。

f:id:nats-co:20170913151521j:image

思わず見入ってしまう美しさ。本当に細かい。本当に世界遺産レベルが高いですね、カンボジア

f:id:nats-co:20170908161954j:image

伽藍が東を向いていることから、朝日を見るのにも最適なんだとか。

これまでの遺跡よりも狭いのであっというまに見学することができます。全体が赤い砂岩だからなのか何なのか、やたらめったら暑いのでパッと切り上げてしまいましたが、十分に堪能することが出来ました。

で、「東洋のモナリザ」はどこにいたんだろうか?

 Information

バンテアイ・スレイBanteay Srei (←トリップアドバイザー飛びます)

 チケット:アンコールワット遺跡群共通チケットの利用

 ここ、どこ?

f:id:nats-co:20170908162029j:image

バンテアイスレイを後にして、次は夕日を鑑賞しにプレループに向かう予定でしたが、時間があるということで、トゥクトゥクおやじがもう一つ遺跡に寄り道してくれました。

f:id:nats-co:20170908162045j:image

バンテアイスレイ同様、あまり大きな遺跡ではありませんが、保存状態がよく、ゴージャスな石造り建築が残っています。あまり混んでいなかったし、すてきなところに連れて来てもらえました。

コミュニケーションが取れなくて、なんていう遺跡なのかは分からない。でもとてもよかったです。 

 プレループ f:id:nats-co:20170908162151j:image

「プレ」は変化「ループ」は体を表し、境内で行われていたとされる火葬のことを指しているのだとか。

長い階段を上ると、南北東西と中央に祠堂があり、小高い遺跡からは平原が一望できます。特に、夕暮れ時には夕日とアンコールワットを一緒に眺めることが出来る絶景スポットです。 

ゆっくり夕日を待つ

f:id:nats-co:20170908160414j:image

やたら姿勢のいい狛犬的なものが四方を見つめています。

f:id:nats-co:20170908162732j:image

夕暮れ時には多くの人が集まります。日本人のツアーもいくつか来ていて、夕日が沈むまでの間、名古屋からいらしたご夫婦としばし談笑を楽しみました。

この日の日没は18:00。広い平原にゆっくりと沈んでいく夕日は本当に美しかったです。

夕日が沈むと、辺りは一気にほの暗くなり、人も一気に移動して混雑するので、駐車場へと戻る階段が普通に危ないです。気を付けましょう。

たしか西側(だったと思う)の階段には手すりがあるので、そっちを使た方がいいよ!と、ご夫婦にご教授いただきました。ありがとう!

f:id:nats-co:20170908162824j:image

 一日中運転してくれたトゥクトゥクおやじも本当にありがとうございました。

カンボジアの風を受けながらの移動は楽しかったです。

まとめ

f:id:nats-co:20170908162842j:image

 この日は宿の近くのお鍋屋さんで晩ご飯を食べました。

一日中移動の日となりましたが、すべて全く違った特色の遺跡でとても楽しかったです。

トゥクトゥクでの観光は、安価ですがその分時間がかかります。効率的とは言えませんが、田舎道を進んでいるとよりカンボジアの人々の暮らしが見えて興味深かったです。時間と体力があれば、ぜひトゥクトゥクでの観光を検討してみるといいかもしれません。

 

次はカンボジア観光の最終日。ちょっと予想外の事態に見舞われましたが、充実した一日になっています。忘れないうちにかきます…!